来年ソニーから発売される開発中のXperia、C530Xコードネーム”HuaShan”ですが、既出のベンチマークと今回新たに発見されたベンチマークからハートウェア構成のいくつかが判明しているのでここらでまとめておこうと思います。

まず2012年12月中ごろにAntutuで確認されたベンチマークから見ていきます。

C5303English

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ここで特筆すべきところはCPUの最大クロック数が1.7GHzをマークしていることで、今までのスマートフォンで搭載されたCPUでは類を見ない数値です。しかしこの”Haushun”はミッドレンジモデルとして発表される見込みからデュアルコアプロセッサが搭載されると推測されています。また、この段階ではAndroid4.1.1JellyBeanが搭載されていましたが、ここからアップデートが予想されていました。

そして今回新たに「GLBenchmark」から更に詳細な情報が明らかになりました。

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予想どおり、OSはAndroid4.1.1からAndroid4.1.2にアップデートされており、BOARDの項目にMSM8960と記載があることから、Snapdragon S4 Pro MSM8960Tチップセットが搭載されることが推測でき、このチップセットならGPUにはAdreno 320が搭載されることになることがわかります。

なお、上の画像には載っていませんが「GLBenchmark」のリンク先を見ていくと、画面サイズは1184 x 720で、CPUクロック周波数の幅は384 MHz~1728 MHzであることが確認できます。なお、C530XにはC5303以外にもC5302とC5306が存在することが確認されていますのでグローバル展開が予想されます。

来週からいよいよCESが開催され、ソニーのプレスカンファレンスは現地時間7日17時(日本時間では8日10時)から始まります。"Huashan"の発表があるかどうかはわかりませんが、そこで少しでも多くの情報が得られることを期待します。

画像、ソース)XPERIA Blog,Blog of Mobile


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