つい先日「Eversion(エバージョン)」をプレイして、このブログでも紹介しましたが、このゲームって「洋風ゆめにっき」と評されることもあるんですね。で、名前は前から知っていたけど未プレイだった「ゆめにっき」に食指を伸ばしてみたので、そのレビューを書いていきます。

まずは「ゆめにっき」について、この作品はRPGツクール2003というゲーム制作ソフトを使って作られた個人制作のフリーゲームで、ゲームの内容は、主人公の夢の中の世界をしたすら探検していくというもので、コレといって目的が設定されておらず、また夢の中の世界観が不気味で独特の雰囲気を醸しているのが大きな特徴です。一言でいって理解不明なこのゲームはプレイヤーから様々な考察がなされ、そこから話題が話題を呼び、今ではフリーゲームの中でもトップクラスの知名度を獲得しています。

プレイするに当たって、まずは必要なソフトをダウンロードしましょう。

まずはRPGツクール2003RTPのダウンロードとインストールを行ってください。インストール完了でプレイ環境が整いますので、つづいてゆめにっきをダウンロードしてください。LZH形式で圧縮されているので、+Lhacaなどの解凍ソフトを使って解凍してください。解凍後、フォルダが表示されるので、まずは「初めに読んで下さい。0.10.txt」を読んでください。ゲームの開始時に簡単なチュートリアルがありますが、操作方法等はこのテキストを読んでおけば大体OKです。そして、 ゲームスタート.exeをダブルクリックして いよいよプレイ開始です。

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はじめてを選択します。


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ゲームスタートの前に簡単にチュートリアルが始まります。ゲームの流れはマイルーム→ベッドIN→夢の中→頬をつねる→マイルームにもどる形になります。この後も少しチュートリアルが続きますが、それは割愛します。


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マイルームはこんな感じ。右側にベッドがあるので、そこまで移動してからエンターキーを押すと夢の中に入れます。右上の机でセーブが出来るようになっています。また画面左のゲーム機の所でエンターを押すとミニゲームで遊ぶことが出来ます。それでは夢の中へ。


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夢の中に入ると、まずはマイルームのベランダから始まります。マイルームに入り、画面左上の扉から外に出ます。


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おお…。いきなり不気味な世界に変貌してしまいました。たくさん扉があるので、とりあえず手前の右の扉に入ってみます。


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とりあえず、歩き回ってみましょう。


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歩き回っていたら扉があるところを発見したので、とりあえず入ってみます。ところで、地面に数字が書いてあったりするんですが、何か意味はあるんでしょうか。


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まっくらな部屋に切り替わりました。あてもないので、とりあえずまっすぐ下に進んでみます。


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ずっとまっすぐ進んでいると、扉を発見しました。一旦部屋から出てみることとします。


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ん?入ったところと同じところなのか…?わかりませんが、とりあえず散策を続けます。


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散策を続け、時に扉をくぐったりしたりしているとベッドがズラッと並んだ場所にたどりつきました。異様だ…。とりあえず何か行動を取れるかベッドの周りでエンターキーを押してみても特に何も反応はありませんでした。


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ベッドの集まりを突っ切ってみたら行き止まりでした。が、なにやら壁に血がついたみたいになっているので、とりあえず接近してみます。


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血みたいなものに触れるといきなり画面が切り替わりました。なにやら敵みたいなものがいます。敵みたいなものはコレまでも何対か点在しており、ぶつかっても特にダメージを負うわけでもないので、何かエフェクトをもらえるかもとおもって接近してみたら、また画面が切り替わりました。


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えぇ…。移動しようもありませんので、とりあえずテンキーの9を押して夢なら脱出します。


まずは初回プレイということで攻略とか何も考えずにプレイしてみましたが、まあ独特です。とりあえず今までやったことのない感覚ですね。進め方もまだいまいちわかっていませんが、レトロっぽいホラーゲームのチープ感は嫌いではないので、もう少し本腰を入れてプレイしてみますが、一旦はここまでとしてみます。

ただ、Eversionは洋風ゆめにっきではないですね。Eversionは世界感こそホラーですが、ゲーム自体は横スクロールのアクションなので、目的ははっきりしていますしゆめにっきみたいに、理由もわからないまま、ただただ夢の中を歩き回るという奇妙な不安感を感じることはありません。レトロっぽいなホラーゲームという点では共通しますが、コンセプトや怖さの種類はまったく別物でしょう。あくまで僕個人の感覚ですが、Eversionがお化け屋敷的な怖さだとしたら、ゆめにっきは夜道を一人で歩いているときのような心許なさからくるような怖さで、何となく気味悪さがこびりつくようなイメージですね。