カテゴリ : SEO

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このブログを始めたのは8月の中旬だから、3ヶ月以上は経過したということになります。初めはWEB制作のトピックスがメインでしたが、僕自身がガジェットマニア、特にソニー信者ということもあり、Xperia関連のガジェットニュースを記事にしだしてからというもの、ガジェット系の記事がメインのコンテンツとなりました。特にここ最近に関していえば来年発売予定のXperia「Yuga」「Odin」のリークが活発な時期で僕自身も興奮状態で新しい情報を探し、記事にしてきました。Xperiaの人気のおかげか、このブログも初めて3ヶ月という期間では相応以上にアクセスしてもらえる様になりました。

しかしここにきて、YugaもOdinの情報もめぼしいものは出尽くした感があり、ネタを探すのが難しくなったというのは否めません。それでも世のニーズがどうであれ毎日更新することがアクセスアップには必要な措置だと考え、無理にでも記事を更新することに努めてきました。それはブログを始める前に様々な先輩方のエントリーを拝読して導いた結論なのですが。

毎日更新すると、ブログアクセスが増える理由
ブログは続けることが大切「ブログに何を書いたらいいの?」

これらの記事について、必ずしも間違っているとは考えていません。しかし3ヶ月ブログを運営してみて、必ずしも更新がアクセスアップにつながるかというとそうではないと考えるようになりました。

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上の画像はGoogleAnalyticsの今月の訪問数の推移ですが、今月の中旬にかけてアクセスが順調に上昇していたのが、そこから現在にかけて下降線をたどっているのがわかります。

 さすがの僕自身もこの落ち具合にはあせりを感じているわけですが、ここ数日間で大きく違うのは、オーガニック検索の数値です。一番アクセスが多かった17日と昨日21日を比較すると取り巻くアクセス環境が変わったことが見て取れます。

▼17日と21日のオーガニック検索
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▼17日と21日のオーガニック検索のキーワード比較
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▼17日に最もアクセスが多かったページの比較
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  純粋なオーガニック検索の数値は17日と21日を比較すると3分の1以下の数値になっています。上位のキーワードの種類はそこまで変わりませんが、明らかに数が少なくなっているのがわかります。17日の最もランディングが多かったページについても同様です。ここ数日でGoogleの検索基準が大きく変わったとも考えにくいので、自然とこのブログに原因を求めることになるのですが、考えられるのは以下の二点かと。 
  • 訪問者のニーズの高かったトピックスの更新がなかった
  • 人気の高かったキーワード率が下がったことにより検索結果に影響が出た

確かに、ここ一週間ほどは人気の高いキーワードに関連したトピックスではない記事を書いていました。それがここまでアクセス数に直結するとは思いませんでしたが。また今回比較した期間でいうと、リピーター数は伸び傾向ですが、新規ユーザー数が減少していることから、キーワード自体の旬が過ぎたとも考えられなくはありませんが、そこまで一過性の高いトピックスばかりでもないので、熱が冷めるには期間が少し短いような気がします。

なので、更新性の高さは訪問者にとってニーズの高い情報に限り重要であり、そうでないトピックスでの更新は却ってマイナスになる可能性があります。もちろん将来的にロングテールでのアクセスが期待できるという点では意味はあると思いますが。

昨今のGoogleのペンギンアップデートやパンダアップデート以後から、そのサイトの専門性の高さが重視されているような気配がします。広く浅いコンテンツを大量に保有する大規模なサイトよりも浅く深いコンテンツを持つ小規模なサイトの方が局所的な検索結果では勝ちを広い安くなっているということです。

 ソニーさん、もっとXperia関連の情報をください(切実)。
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去る2012年7月18日に、GoogleがPandaアップデートを日本語と韓国語に対応してからというもの、オリジナリティのあるコンテンツを提供できるWebマスターは長年の溜飲が下り、無断でコンテンツをコピーしていたWebマスターには天罰が下るといったことが日常的に起きるようになりました。

これは素晴らしいことであると実感する一方で、このブログでもガジェット関連の記事を書く際に、他のサイトから情報収集した内容を掲載することもあるので、我が身を振り返って本当に大丈夫かどうか、少し不安になりましたので、コピーサイトとはどこまでのことを指し示すのか考察してみました。


Googleはなんと定義している?

GoogleのWebマスターツールではコピーサイトについて以下のように定義しています。
無断複製されたコンテンツの例としては、次のようなものが挙げられます:
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
  • 何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
Googleウェブマスターツール:無断複製されたコンテンツ
ふむ、まるっきりコピーをしてはならないということでもなさそうですが、重要なところは『付加価値を付けずにコピーする』というところでしょう。
また、2番目の『自動化された手法』のリンク先を見てみると、”自動化されたツールで翻訳されたテキストが人間によるチェックや管理を経ず公開されたもの”という記述がありますが、ここから窺えることは、Googleのアルゴリズムは、きちんと人の手によって翻訳されているかどうかまでチェックしているということです。スマホ・タブレットの最新情報はどうしても海外の方が耳が早かったりしますので、このブログでも度々海外のサイトから仕入れた情報を元に記事を書くことがあるので、実はかなり気にしていたところではあります。一応わからない単語や熟語を調べることはあっても、原文丸々をエキサイト先生に翻訳依頼してそれをそのまま掲載するということはしていないので、問題ないと判断しています。

Googleのいうところの『付加価値』を考える

Googleはコピーがまるっきりだめなのではなく、付加価値が無いのが駄目なのだと言っていると理解していますが、それではGoogleが認める付加価値とはいったい何ぞや?ということを考えていきます。

 まずは質という観点から。どれだけのクオリティを誇ればGoogle先生に花丸をいただけるかということですが、明確な基準が無いので正直わかりません。が、Google先生はヒントを残してくださっています。以前にこのブログでも紹介しましたが、Pandaアップデートに伴い、良質なサイトについて明言しています。

Googleウェブマスター向け公式ブログ:良質なサイトを作るためのアドバイス

Google先生に「いいね!」と言わしめたら、それはもう充分な付加価値を提供していると見て間違いないでしょう。特に以下の点を反芻してみるといいでしょう(もちろん全部大事ですが)。
  • この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
  • 同じ検索結果で表示される他のページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
  • 記事はしっかりと編集されているか? それとも急いで雑に作成されたものではないか?
  • 記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
  • 記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
記事の内容を引用するにしても、自分なりの所感や分析を入れ、それが読む人にとって役立つ情報となり、文脈がめちゃくちゃになっていない読みやすい文章で、わかりきったことばかり書かず、おっと目を引くような発見があり、決して淡白ではなく、読む人の血肉になるような、そんな記事を私は書きたい。ということですね。

 続いて量という観点。いくら付加価値を付けたといっても、全体の1割にも満たないものであれば、それはオリジナルのコンテンツとしては認められないでしょう。
これまた明確な基準は無いみたいなので、主観的な話になってしまいますが、Webマスターは自分のサイトがコピーされていると感じたら、Googleに対してスパムサイトとして報告できたり、異議申し立て(デジタル ミレニアム著作権法)を行うことが出来ます。
そのときに、もし自分がやられて思わずGoogle先生に言いつけたくなるレベルのコピーの程度はどれくらいか考えてみたところ、全体の半分以上コピーされているときかなぁ。と思いました。4割くらいなら「まあ似たような記事を取り扱ってたら、似たような文章の構成になったりすることもあるわな。」と思えるレベルじゃないでしょうか。

 最後に、ここで書いた内容は自分の主観が大いに入っていますし、これまでの記事でも、僕自身はOKだと思っていたことが、端から見たら明らかにNGであるということも絶対にないと言い切れません。もしこのブログを見てくれている方で、認識違いをしていると思われた方は、是非ご指摘いただきたく存じます。
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Googleが2012年4月下旬に実施した検索エンジンのアップデート(通称ペンギンアップデート)によって、いわゆる小手先のSEO施策は通用しなくなり、とりわけ悪質なサイト(スパムサイト)からバックリンクを受けている場合は、サイトの順位に悪い方向に大きく影響を受けるようになりました。このアップデートによってスパムを使って無理やり上位表示を行ってたサイトが姿を消すことになったので、検索結果の健全性が高い水準で守られるようになりましたが、その反面で困ったことも起きていました。

この新しいアルゴリズムを逆手にとって、競合サイトの妨害を行うものが出てきたり、今まで影響が無かったため放置していたバックリンクが突如として悪影響をもたらすようになったが対抗手段がないといった事態が発生していました。

その救済処置として「リンク無効化ツール」をリリースしたとの告知が、WEBマーケティング関連の巨大イベント「PubCon(パブコン)」にて行われました。リンク無効化ツールはすでにウェブマスターツール上で公開されています。

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赤いボタンを押すと、以下の画面に遷移します。

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非承認にしたいリンクの登録については非常に簡単で、テキストファイル上に、一行ずつ非承認にしたいリンクを書いていくか、”domain:degi.doorblog.jp”といったように書いてドメインごと非承認にするように指定するかして、そのテキストファイルをアップロードするだけでOKです。ファイルサイズの上限は2MBとのことですが、正味テキストファイルで2MB分って相当な量なので、そこまで行くことはほぼ無いでしょうし、そんなサイトならいっそのこと作り変えたほうが手っ取り早い気もします。非承認リストの記入例を一応記載しておきますので、ご参照ください。
# degi.doorblog.jp のオーナーに 2012 年 ○ 月 ○ 日にリンクの削除を依頼。しかし返事が得られなかった。
domain:degi.doorblog.jp
# degi.doorblog.jp のオーナーはほとんどのリンクの削除に応じてくれたが、一部削除できていないリンクが残っている。以下がその一覧。
http://degi.doorblog.jp/sample1.html
http://degi.doorblog.jp/sample2.html
http://degi.doorblog.jp/sample3.html
※文頭に#がつく場合はコメント扱いになるので無視されます。

詳しい情報は
Googleウェブマスター向け公式ブログ
をご参照いただければと思います。

個人的に小手先のSEOに走る前に、コンテンツを浴するための努力をすべきだと考えていますし、良質なコンテンツ同士の結びつきを大事にしていくことは大いに賛成なのでGoogleの取り組みには大いに賛成です。しかし、知っておかないと憂き目にあってしまうこともありえるのでGoogleのガイドラインはこまめにチェックしておくことをおススメします。
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