LTEの景品表示法に反する表記といえば、 E-Mobileの件が記憶に新しいですが、 KDDIが展開する高速通信サービス “au 4G LTE” についても、 不正表示があり消費者庁の措置命令が下ったとの発表がありました。

不正表示についての具体的な内容としては、 こちらについても人口カバー率の問題のようで、auのカタログやホームページ上で、同社が展開する “au 4G LTE” について「サービス開始時より全国主要都市をカバー」、「4G LTE(iPhone5含む)対応機種なら」、「受信最大 75Mbpsの超高速ネットワークを実人口カバー率 96%に急速拡大。(2013年 3月末予定)」という表記を2012年秋から2013年3月末まで掲載していたということですが、 同社が販売するアップル社製スマートフォン「iPhone 5」については対応機種に含まれておらず、 3月末の時点で、人口カバー率は14%程でしかなかったというのが問題になった模様。

KDDIは今後、 再発防止策として広告チェック体制の強化と内部監査の体制強化、従業員への周知徹底や教育を掲げているとのことです。

つい先日100Mbpsのサービス導入を発表したばかりですが、今度こそは真摯な告知をお願いしたいところです。


ソース)日本経済新聞