2012年09月

昔から言われることですが、この言葉は社会人になってから、切に実感する場面によく出くわすようになりました。学生のときもズルや横着をする者はたくさんいましたが、学業というものが完全に個人競技であるため、真面目に実力を積み重ねてきた者が、最終的に誰にも足を引っ張られずに成果を発揮できる機会が受験という形で用意されていたように思います。学業よりも団体で行う部活動に打ち込んできた者にとってはその限りではないのかもしれませんが。


同僚にAさんという人がいます。彼は人柄もよく仕事もきっちりこなす、真面目人間です。丁寧に相手に配慮して仕事をこなしていくので、他の同僚からの受けもいいみたいです。
ただ不思議なことに、Aさんは余り直属の上司からの評判は良くないようです。

先日こんな一節がありました。僕が今取り組んでいるプロジェクトのドキュメントをまとめているときに、他部署の同僚Bさんが近づいてきて


「去年サイトに載せてたあのコンテンツって今年もやるの?やるとしたら何時ごろ?ちょっとクライアントに提出する資料をまとめたいんだけど」


と聞いてきました。この件は確か別部署が企画して掲載したものだったので、


「あー、あれは確か○○部からの依頼でやったので、そっちに聞いてください。」


とだけ答えて自分の仕事に戻りました。因みにこの部署はかなり気難しいことで知られている人が部署を仕切っていて、苦手意識を持っている人も少なくありません。
Bさんは「とりあえず聞いてみるわ」とだけ言って去っていったので特に気にも留めなかったのですが、10分もかからないうちに、ふと見るとAさんにまったくおんなじ内容の質問を投げかけていました。Aさんとと僕は同じ部署で職掌もかなり近いので、さっきの返答からAさんに質問しにいく必要性など一切ないのはBさんもわかっているはずです。「どうせ同じことしか言われないのに何考えてるんだ?」と考えていると、Aさんが


「ちょっと私もわからないのですが、承知しました。去年の実施概要をまとめて、○○部に今年のスケジュールや内容を打診します。返答が帰ってきたらお伝えします。」


と答えているのを聞いて、さすがに唖然としました。Bさんが聞いてきたのはあくまでBさんの仕事上の都合で必要になるものなので、Bさんが聞くのが筋です。こちらは企画した部署が実施概要を出してくるのを待っていればいいので、あえて打診することに余りメリットはありません。要するにBさんは、面倒くさい人と対応するのを回避するためにスケープゴートが欲しかったということです。


この手のこズルイ考えを持っている人間は僕が想像しているよりも多いと感じました。そしてAさんみたいな人は、たいてい帰る時間が遅いです。作業の効率化や段取りをきっちり仕事をしても、それを鑑みず仕事を振ってくる連中の相手をさせられていることが多く、結果として時間内に終わらないということもしばしば。そして直属の上司からしたら、部としてやって欲しい仕事が他部署の御用聞きの為に遅れていることが我慢ならないようです。


因みにAさんはよく「親切にしてたら返してくれるかもしれないだろ?」といいます。ですが正直返してくれる人は大げさにいってみたことがありません。むしろ要求レベルが上がっているように思えます。ズルをしたがる人間は止むを得ない事情があってずるいことをしているのではなく、そうありたいからズルをするのだ、ということです。

でもまあ、自分も話を遮って「自分で聞いて来い」って言わなかったわけですから、それなりにズルイ人間なのかもしれません。


ここで、教訓にすべきことは以下の4点かと考えています。

  • ズルイ人間には甘い顔を見せてはならない
  • 人の親切に期待をしてはいけない
  • 顔色を伺うべきは自分の為になる人だけに絞る(ここでは上司)
  • ズルイ人間に対抗するためにはある程度自分もズルくならなければならない


 仕事も、学業みたいに足を引っ張られずに実力を評価できるような機会があればいいんですけどね。


WebOSに聞き覚えのない人も少なくないと思います。WebOSはHP(ヒューレットパッカード)社がスマートフォン向けに開発したOSで、HTML5やCSS3、JavaScriptなどWebの標準技術での開発を前提に考えられているなど革新的な設計をされており期待も高かったのですが、「HP TouchPad」などの何機種か販売した後、HPの経営状態の悪化からプロジェクトが閉鎖されていました。

その後プロジェクトを後継となるプロジェクトが発足されそれが「Open WebOS」です。その名に関するとおり、オープンソースとしてプロジェクトがリスタートをきったということですが、米時間9月28日に「Open webOS 1.0」正式版が公開されたとのニュースが入ってきました。


上の動画ではPC用で動かしているものでですが、下の動画ではGalaxy Nexus上で「Open webOS 1.0 」を動かしている様子になります。


うーん。もっさりしすぎだろ…。まだバージョン1.0なので、いきなりAndroidOSやiOSと比べるのは酷というものか。なんにせよ、Web技術でアプリ開発が出来るということはとても魅力的なので、今後の発展に期待したいと思います。


Open WebOS Project Blog

Open WebOS 1.0 リポジトリ



違法ダウンロード刑罰化がいよいよ10月1日から施行開始されます。2009年の1月1日に違法化はされたものの、罰則規定はありませんでしたが、著作権法の改正に伴い罰則が追加されました。

また、DVDリッピングの違法化についても、同様に10月1日からの施行になるので、こちらについても触れておこうかと思います。

罰則の内容

まず、一番気になるところは罰則の内容だと思います。罰則の内容は

2年以下の懲役、もしくは200万円以下の罰金、もしくはその両方

と規定されています。率直な感想として、思いの外重い罰則だと感じました。

何が違法ダウンロードに該当するか?

罰則がついたところで、じゃあどんな行為が違法ダウンロードにあたるのか、新119条3項には以下のように記載されています。

1)有償の著作物等の、
2)著作権・著作隣接権を侵害する自動公衆送信を、
3)受信して行うデジタル方式の録音・録画を、
4)そうと知りながら行って著作権等を侵害した者


わかりやすい例だと、P2Pなどで音楽ファイルや動画ファイルを違法と知りつつ、ダウンロードすることです。

YouTubeなどの動画ストリーミングサイトを視聴したらどうなる?

ストリーミングであったとしても、PCにキャッシュという形でデータが残ってしまいます。それを違法と取られるか?ということが争点になりましたが、これはキャッシュとして残るデータが恒久的でない、一時的なデータであるということから、録画・録音にはあたらないということが文化庁の見解です。
ですが、YouTubeの動画を専用のダウンロードソフトを使ってダウンロードしてしまうと、完全にアウトなのでご注意ください。
また、違法な動画を動画サイト等で視聴してしまった場合はどうなるかについて、これは今回の改正では条文に明記されていないので、最終的には裁判所の判断にゆだねることになりますが、処罰の対象になる可能性は極めて低いというのが有力な見解です。

漫画などのデジタルデータをダウンロードすることは?

意外にも違法ダウンロードの処罰対象には当たりません。あくまで今回の改正の内容は静止画は含まれないということなので私的利用が目的なら問題ありません。ただ、著作権を侵害した行為なら刑罰じゃなくても、民事で訴えられる可能性もなきにしもあらずなので、注意は必要です(余りに目立ったことをしてなければ大丈夫でしょうが)。また、静止画は含まないので、動画のスクリーンショット等も処罰の対象にはなりません。

海外のサイトからダウンロードした場合は?

アダルトサイトとかでは割と常套手段になっている海外だからOK理論も通用しません。ダウンロードした場所が問題なので、海外で配信しているコンテンツであっても、国内でダウンロードしてはいけません。


続いてリッピング違法化について

リッピングとは?

簡単にいうと音楽CDやDVDのデジタルデータをコピーするという行為です。今回の規制の大きな目的は海賊版CD、DVDの取り締まりを目的としたことですが、一般のユーザーにも大きく影響する可能性があるので、話題になっています。

違法なリッピングとは?

一言で言うと、

技術的保護手段(コピーガードなど)を施されているCD、DVDを何らかの回避手段を使ってコピーする

行為があたります。処罰の内容は違法ダウンロードと同じです。
よく、タブレットでテレビ番組をコピーしたらアウト、というフレーズが先行しがちですが、これもあくまでCSSやB-CASなどのアクセスコントロールを施されているメディアからコピーする行為がまずいというだけで、特に技術的保護手段が施されていないCDやDVDの私的な利用は問題ありません。

関心の高い話題の割には、なぜか表に出にくい情報なのでまとめておきました。

著作権法の一部を改正する法律案