NEXUS7の販売がとうとう開始されました。ハイペックかつリーズナブルな価格設定に興味を惹かれている人も多いのではないでしょうか?そこで今日はNEXUS7の対抗馬とも言える『Xperia Tablet S』通称ぺリタブを一週間使ってみた、カタログスペックだけでは伝わりにくい長所と短所を紹介したいと思います。
まずはペリダブの長所から紹介していきます。

長所その1:薄くて軽い

これは購入直後のレビューでも書きましたが、とにかく薄くて軽いです。9インチと少し大きめなので「持ってるとさすがに疲れてくるかな?」と購入前は考えていましたけど、軽くて薄いので、手のひらに収まるサイズじゃなくても不便は感じません。逆にこれだけ軽かったら、中途半端に大きい7インチよりも、大きな画面で動画やらインターネットが楽しめる9インチくらいがちょうどいいと考えます。

長所その2:電池の保ちが良い

カタログスペックのバッテリー駆動時間なんてあてにならないと思っている人も多いと思います。実際その手の期待は裏切られるのが関の山だったりしますが、ぺリタブはかなり良く保ちます。使い方にもよりますが二日ちかく充電なしで使えます。こういったガジェットって高性能な部分にフォーカスされがちですが、充電のもちみたいに基礎的なところがしっかりしてこそだと思うんですよね。

長所その3:高音質のスピーカー

さすがソニーの一言。スピーカーにはかなり力を入れたとの前情報はありましたが、予想を上回る高音質です。音の味付けはソニー独特のドンシャリサウンドで高低音のメリハリがしっかりした派手目な感じですね。イヤホン・ヘッドホンなしで充分聞ける音質なのはうれしいところ。こういうところはGoogleやAppleに対して大きくアドバンテージがあるところだと思うので、今後もこの路線でお願いしますよ、ソニーさん!

長所その4:【湯たんぽとは】発熱しない【呼ばせない】

ある意味モバイル端末の宿命でもある、発熱は殆ど起こりません。僕の中ではこれが何気にポイント高いです。長所その2に関連しますが、発熱しないということはバッテリーの寿命を縮ることを防ぐことにもなるので、末永くぺリタブと付き合っていくことが出来ます。

長所その5:サクサクと滑らかな使い心地

初代XperiaからAndroidを使っている(当時は1.6でした)身としては、Androidも進歩したなぁと感慨深いものがあります。初めの端末がカクカクでもっさりしすぎていたというのもあるんですが…。非常にサクサクと動作するので、ついつい触ってみたくなります。

長所その6:デザインが素晴らしい

まあ、商品画像を見たらわかることなので、あえて書く必要があるのかという気もしますが。ソニーのデザインがとにかく好きなんですよね。今ではシャレオツ電化製品いえばAppleみたいな風潮ですが、昔はそのポジションはソニーだったんですよ…。でもXperiaシリーズはソニーブランドの良さを再確認させてくれる、そんなデザインを提供してくれます。もちろんぺリタブも然り!

他にもnasne(ナスネ)を使ったホームネットワークとか防滴とかあるんでしょうけど、nasne(ナスネ)はもっていないし、水が滴るところでぺリタブを使うこともないので、割愛します。

続いては残念なところです

短所その1:電源ボタン…

以前のエントリーで、アップデートしてよくなった!(ような気がする)と書かせていただきましたが、その上で、やっぱり良くないと認めざるを得ません。バックライトオフからすぐに電源を押すと割りとすぐつくんですが、ちょっと放置しておくとなかなかつきません。遅いときでは5秒くらいかかったりします。これは本当に何とかしてほしい。

短所その2:スリープ時のWi-Fi切断

アップデートによってWi-Fiの接続時間がぐんと短くなってかなり快適になりましたが、それでもWi-Fiの接続ポリシーは以下の通り、スリープ時には必ず切断されます。
  • 画面がオフになったときWi-Fiを切断する
  • 電源接続時はWi-Fi通信していない場合もWi-Fiを切断しない(スリープ時は切断)
  • Wi-Fi通信していない場合もWi-Fiを切断しない(スリープ時は切断)
ファイルサイズの大きなもののダウンロードなど時はスリープ時間を長めに設定しなおすか、設定⇒開発の「充電中はスリープしない」にチェックを入れるかしなければなりません。バッテリーの保護が目的なんだろうけど、ちょっと不便です。一応スリープを制御するアプリとかスリープ中でもWi-Fiをつなげるアプリがありますが、無駄にアプリを入れたくない主義の僕としては基本設定で何とかしてほしいところです。
GooglePlay:スリープ制御アプリ「スリープモード」
GooglePlay:スリープ中でもWi-Fiに接続出来るアプリ「REGPON」
かなり評判の良いアプリなので、気になるようならこれを見れてみるのも一手。

短所その3:なんか電源落ちてませんこと?

 ググッても出てこないので、もしかしたら僕のだけで起きてるのか知れませんが、極まれに気付いたら電源が落ちてたりすることがあります。電源ボタン押して、なかなかつかないな~と思って待ってたら画面の真ん中に「SONY」と出てきたときは一瞬目を疑ってしまいます。もちろん充電はばっちりだし、ついさっきまで使っててちょっと目を離した隙のことだったりするから余計に。 

短所その4:アンインストールできないデフォルトのアプリがいまいち

いまいちですが、使わなければいいことなのであんまり気にはなりません。気になりませんが、無駄なものがついてると思うとせっかくのぺリタブにけちがついた感じがしていい気はしません。

大体こんな感じです。スマートデバイスは使いかた次第でいろんな顔を見せるので、時に本体性能を凌駕することも多いと思います。すくなくともXperia Tablet Sを購入してまだ一週間足らずですが、すでに愛着のあるデバイスになっていますし、これからもっと自分にフィットするように使い込んでいこうと思います。