ACTAという言葉に聞き覚えはあるでしょうか?おそらく聞き覚えのない方も非常に多いと思います。このなじみの薄い言葉によってネットが終焉を迎えてしまう恐れをはらむと、ネット上で話題になっています。

ACTAの正式名称は偽造品の取引の防止に関する協定(Anti-Counterfeiting Trade Agreement=ACTA)というもので、字面だけを切り取ると高級ブランドのニセモノの流通なんかを規制するための条約かな?位に思えますが、問題はその条文の内容で、解釈次第ではネットはもちろん実社会においても非常に重大な影響をもたらす危険性があります。

簡単に言ってしまうと、知的財産権保護をお題目に言論統制を合法的に行える可能性がこの条約には存在するということになります。日本語で書かれた条文のPDFを自由ウィキからダウンロードできますので、見てみるとわかりますが、文言は非常にあいまいで拡大解釈の余地を大いに残していることがわかると思います。危惧されている問題としては、

  • 知的財産権の侵害について、明確な定義がなされておらずあらゆることに訴求される恐れがある(個人的な所有を目的としたリッピング行為まで侵害に当たる可能性もあり、リアルにおいても国内において特許をほとんど有していないジェネリック医薬品の供給の問題が危惧されています)
  • 知的財産権の侵害の訴えに対して審議を行わずに仮処分を行える
  • インターネットプロバイダによる監視権限の強めることになりプライバシーが侵害される恐れがある。

といったことが挙げられ、表現の自由やプライバシーの侵害といった基本的人権の侵害にもつながりかねないという点です。youtubeでは反ACTAの動画もあがっており、ネットにどういう影響を及ぼすのかわかりやすく紹介しているので、掲載させて頂きます。


また非常に恐ろしさを感じるのは、ACTAについての報道がまったくされていないことと、秘密裏に批准を推し進められており、日本ではすでに参議院での可決が採択されているということです。国民の実生活において少なからず影響を及ぼすものに対して、一切の告知がされていないことはどう考えても不自然です。

EUでは反対でもが起こり、この条約は否決されました。この条約が本当に危惧されているものかどうかの判断は個々人にゆだねるとしても、まずは知らなければならない問題だと考えます。

もしかしたらこのブログも、そしてあなたのブログやサイトも知的財産の侵害だとして強制的に削除されるかもしれません…。